日本の薬草について、キカラスウリを紹介します
日本の薬草:キカラスウリ(Trichosanthes kirilowii var. japonica)
キカラスウリとは
キカラスウリはウリ科の多年草で、日本各地の林縁や草地に自生しています。果実は黄色く熟し、伝統的に薬用として利用されてきました。
主な特徴
- 学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica
- 生育地:日本全域の山野
- 花の特徴:夏に白く細かい糸状の花を咲かせる
- 果実の特徴:楕円形で熟すと黄色くなる
- 利用法:根は漢方薬「天花粉」として利用される
カラスウリとの違い
キカラスウリとカラスウリ(Trichosanthes cucumeroides)は外見が似ていますが、以下の点で区別できます。
- 果実の色:キカラスウリは黄色、カラスウリは赤色
- 果実の形:キカラスウリは楕円形、カラスウリは細長い
- 葉の形:キカラスウリは切れ込みが少なく、カラスウリは切れ込みが深い
注意点
キカラスウリの根は薬用に用いられますが、果実や種子には有毒成分が含まれるため、自己判断での摂取は避け、専門家の指導のもとで利用してください。
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