日本の薬草について、エビスグサを紹介します
エビスグサ(決明子)の紹介
エビスグサとは?
エビスグサ(学名: Senna obtusifolia)はマメ科の一年草で、日本では主に健康茶の材料として用いられる「決明子(けつめいし)」の種子を採取するために栽培されます。目の健康や便秘の改善に効果があるとされ、古くから利用されてきました。
エビスグサの効能
- 目の健康:視力維持や目の疲れの緩和に役立つとされています。
- 整腸作用:便秘改善のための生薬としても知られています。
- 抗酸化作用:ポリフェノールを含み、健康維持に寄与します。
類似する植物との違い
ハブ茶との違い
「ハブ茶」として市販されるものには、エビスグサの種子(決明子)が使われることが多いですが、カワラケツメイ(Chamaecrista nomame)の種子が使用されることもあります。両者は外見が似ていますが、エビスグサはより滑らかな質感の種子を持ちます。
センナとの違い
エビスグサと同じマメ科の植物に「センナ(Senna alexandrina)」があります。センナは強い下剤作用があり、医薬品成分として利用されますが、エビスグサ(決明子)は比較的穏やかな整腸作用を持ちます。そのため、誤ってセンナを摂取しすぎると下痢を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
安全な利用方法
エビスグサ(決明子)は一般的にお茶として利用されます。1日1〜2杯程度を目安にし、過剰摂取は避けましょう。特に妊娠中の方や薬を服用中の方は、医師や薬剤師に相談の上でご利用ください。
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