日本の薬草について、カキを紹介します
日本の薬草:カキ(柿)
カキとは
カキ(柿、Diospyros kaki)は、日本をはじめ東アジアで広く栽培されている果樹であり、その果実や葉が薬用として利用されます。
薬用部分と効能
- 柿の葉:ビタミンCが豊富で、抗酸化作用が期待されます。お茶として飲むことで健康維持に役立ちます。
- 柿の果実:整腸作用があり、食物繊維が豊富です。また、熟した果実は喉の痛みを和らげる効果があります。
- 柿のへた(柿蒂:してい):乾燥させたものは漢方で使用され、しゃっくりを止める効果があるとされています。
類似する植物との違い
カキノキ(柿の木) vs. カキバショウ(柿葉蕉)
カキノキ(柿の木)はDiospyros kakiであり、食用や薬用として広く知られています。一方で、カキバショウ(柿葉蕉)はバショウ科の植物であり、薬用としては使われません。誤認に注意しましょう。
カキ(柿) vs. ナンテン(南天)
柿の葉とナンテン(南天)の葉は見た目が似ていますが、ナンテンの葉は鎮咳作用がある一方で、食用には適しません。誤って使用しないようにしましょう。
使用方法
- 柿の葉を乾燥させ、お茶として利用する。
- 熟した柿の果実をそのまま食べるか、ジャムやスムージーにする。
- 柿のへたを煎じて、漢方薬として用いる。
注意点
未熟な柿にはタンニンが多く含まれており、大量摂取すると胃腸に負担をかけることがあります。適量を守りましょう。
コメント
コメントを投稿